2016年7月ARCHIVE

和室のお部屋

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knotでは和室のお部屋の利用方法として畳の上にローテーブルとソファやダイニングを使用したレイアウト等をご提案しております。
今回はそんな一例として弊社ショウルームにも展示しておりますローテーブルとソファのご利用例です。

お客様は和室は座るのに脚腰が痛いから殆ど使ってないが、ほっておくのも勿体ないので何か良い利用方法はないかというのがご要望でした。

サイトでも記載しておりますが日本には元々家具が殆どありませんでした。
厳密には無いというよりも非常にシステム的な家具の発展をしており、建築の一部としての押入れやスタッキング、組立家具など西洋では比較的最近になって現れた家具が日本では古くから発展しておりました。

そのお陰と言えるかわかりませんが西洋が家具によって暮らしの豊かさを象徴するのに反し日本では空間をいかに豊かに使用するかの発想で進化してきたと言えます。

日本の和室は非常に豊かな空間です。
障子を通して入る光はまさに時間によりその景色を変えます、和室から眺める庭は切り取られた自然のアートを演出します。
しかしながら戦後急激な洋のインテリアが入ってきた日本では洋間としての家具のレイアウトもままならず、また和室の利用方法も中々出来ない状態で昨今まで来ております。

洋の建築や家具がダメで日本建築や和室が良いであるとか、また豊かさを象徴する本質的な家具を長く使うという文化を持たない日本の歴史がダメであるとかの極論ではなく日本が最も得意とする、その物の持つ最も良い魅力を上手く融合することが一番と考え家具の提案をしております。

家具が持つ豊かさや空間が持つ豊かさの両方を融合できるのは日本しかないと考えております。
和室にソファを置くのは和室の定義を外しているとの意見もあります。
豊かな空間である和室にソファを置くのには難しさもあります。
しかしながら、その豊かな空間に豊かな家具を置くことでより一層インテリアの重要度が増しワクワクする提案が増えると考えております。

和室から庭を眺めるのに畳に直接座り凛とした空間に身を置くことも素敵ではありますが、そんな空間をソファに座りゆったりと寛ぐのも素敵だなと思うのです。
勿論、単にソファとテーブルを置けば良いと言うわけでもありません。
和室にも合うデザインや機能、サイズ等、非常に難しい部分が沢山ありますが色々な日本の素材と家具を組み合わせたり、そのプランニングやデザインも日々楽しみながら考えております。

和洋が入り交ざる現代日本の空間やインテリアにおいてはその物の持つ魅力を十二分に出し合うことで日本独自の家具の展開や暮らし方の提案が出来るのではないかと試行錯誤しこれからも日本の家具の確立を目指し頑張ってゆきたいと思います。


先日、一級建築士事務所 TOSAKA 冨永さんのご依頼で本棚を製作しました。

通常本棚はある程度自由に置き換えが出来るように可動棚にすることが多いですが

今回の本棚はすべて固定の棚です。

従いましてどこにどの様な本が入るのかが当初より決められています。

納めた時は幾何学的に棚のラインが見える固定棚がすごく印象的で良い雰囲気を

醸し出していました。

固定棚、なかなか良いなぁ~と言うのが率直な感想です。

天井までの高さのこの本棚は搬入経路との兼ね合いもあり3分割にしております。

その辺りは分割が分からないように多少知恵を絞って綺麗なラインで仕上がるように

工夫をしております。

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本棚は収納される本によってもその表情を変えます。

お客様は非常にたくさんの素敵な本をお持ちでしたので

本を収納された時また違った表情になるのもすごく楽しみです。





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knotのネコ「トチ」です。
以前はホームページにもチョコチョコ出ていたのですが最近はサイト運営者の不精からめっきり顔を出さなくなりました。

その為、たまに「トチちゃんは元気ですか?」とお声を頂くことがあります。
大変ありがたいことです・・・

他にも「めっきり顔を見なくなったので不幸があったのかと・・・」なんてお声もありました。

ご心配をお掛けし失礼いたしました。
少なくても気にして頂く方がいることはとても光栄なことであります。

で、そのトチですが・・・大丈夫です、歳はとっておりますが元気にしております。
また、ホームページでも顔を出してゆけるようにします。

これからも宜しくお願い致します。

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銀杏の木

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knotのショウルームの前、堀川通りにはとても大きな銀杏の木が植えられており
秋には素敵な臭いも発しますが綺麗に色づきます。
いずれにしても四季を感じることが出来るのはとても素敵だとつくづく感じる次第です。
この銀杏の木って身近にありながら結構知らないことの多い木です。

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※ショウルーム前の銀杏の街路樹(今朝は警察の方が取り締まっておられました・・・)

まず街路樹としては日本で一番多い樹種です。
木材として家具に使用されることもありますが、まな板としての使用が一番有名です。
そして広葉樹のように見えますが実は針葉樹です。

銀杏が針葉樹と聞くと「イヤイヤ葉っぱが広いじゃないか」とのお声を頂きそうですが
針葉樹の中にも針状の葉以外の物もあり、しかも紅葉するものもあります。
言葉がややこしくさせてますね・・・

針葉樹と広葉樹の最大の違いはその構造です。
木材は地中の水分等を根から吸収して幹、枝、葉へと巡らせます。
針葉樹ではこの水を運ぶ役割を「仮道管」がはたすのですがその他ほとんどの役割も
仮道管という組織が行っているのに対し広葉樹は水を運ぶのは「道管」で
幹を構成するのは「木繊維」から成り立っています。

荒っぽく言いますと針葉樹は比較的構造が単純で広葉樹は複雑です。
その為、針葉樹は500種ほどですが広葉樹はなんと20万種もあります。
広葉樹の方が複雑な分、圧倒的にバリエーションが豊富なんですね。

シンプルな構造の針葉樹は真っすぐ大木に育ちます。
世界で一番大きな木も、高い木も、針葉樹です。
樹齢も古いものになれば数千年の物も多々あります。
ちなみに世界一とされる樹高のセコイアの木「ハイぺリオン」は115Mほどあるそうです・・・驚異的な高さですね。


ちなみに京都が誇る京都タワーは131Mです。
さすがに負けてはいませんが、京都タワーはそうです京都タワービルに乗っかっているのです!


タワービルが31M+タワー自体は100Mな為、残念ながらタワーだけですとハイぺリオンに負けてしまいます・・・
恐るべし針葉樹です。
一番高い木はタワービルに乗っかると京都タワーよりも高くなってしまうんです。
そんな大きなものが自然界に存在することに驚きです。

半面、広葉樹は複雑な構造の為、そこまで大きく真っすぐには育ちません。
針葉樹が上へ上へと育つのに対し広葉樹は枝を広げ横へ上へと育ちます。
構造が複雑であるがゆえ、最も軽い木であるバルサの木も最も重い木である
リグナムバイタ(船のスクリューなどに使用される木です)も共に広葉樹です。

そして、我々家具を扱う人間は圧倒的に広葉樹を多く使用します。
針葉樹は仮道管のみで構成されている為、全般的に柔らかく強度面でも耐久面でも
あまり家具には使用しません。

ちなみに、日本で一番多く生えている木は針葉樹のスギです。
森林面積の約2割を占めます。
日本の国土における森林面積は約67%なので3分の2は森林です。
つまり、日本の国土の13%はスギが生えています。

森林面積67%の日本は世界有数の森林大国と言えます。
世界の森林面積は減少していっておりますが日本の森林面積はここ30年でも減っていません。
また、この森林大国は誇れるものなのか問題を大いに抱えた物なのかを勝手な家具屋目線で
近いうちにでも書いてゆきたいと思います。

ダラダラと書いてますと長くなってしまいました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。









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